スペイン語~否定文と疑問文~

スペイン語

ようきちです。

本記事では,スペイン語の「否定文」と「疑問文」の作り方についてまとめます。

会話では疑問文は頻発しますし,何もかも肯定してしまうのはまずいので否定文を覚えておくことは重要ですね。

疑問文のパートでは,【疑問詞】についてもまとめます。

否定文

否定文とは読んで字の如く「~でない」,「~しない」など否定的な意味を表す文のことです。

文の形としては,動詞の前に【no】をおきます。以下のようになります。

no + 動詞

例文をいくつかみていきましょう。

Él no es un doctor. : 彼は医者ではありません。
Yo no estoy bien. : 私は元気ではありません。
Ella no trabaja en un supermercado. : 彼女はスーパーマーケットで働いていません。

肯定文の動詞の前に【no】を付けるだけなので単純ですね。

疑問文

疑問文は「疑問や質問」を表現する文です。

  1. 肯定文をそのまま質問にする(クローズドクエスチョン)
  2. 【疑問詞】を使って知りたい内容を質問する(オープンクエスチョン)

の2パターンがあります。

クローズドクエスチョン

肯定文をそのまま質問にし,「はい/いいえ」で答えます。

スペイン語では疑問文にしたい元の文を【¿?】ではさみます。

例をみてみましょう。

¿ Eres Taro ? : 君はタロウですか?
- Sí, soy Taro. ¿ y tú? : はい,私はタロウです,それで君は?
¿ Es profesor ? : 彼は先生ですか?
- No, no es profesor. Él es abogado. : いいえ,彼は先生ではありません。彼は弁護士です。

オープンクエスチョン

答えが「はい/いいえ」ではなく,「人やモノ,場所,時」になるような疑問文です。

【¿ 疑問詞 + 動詞 + 主語 ?】の順に用いるのが一般的です。

例をみてみましょう。

¿ Quién es usted ? : あなたは誰ですか?(名前を聞く)
¿ De dónde es la senóra Sato ? : 佐藤さんはどこの出身ですか?(場所を聞く)
疑問詞まとめ

スペイン語の疑問詞を表にまとめました。

cuándo いつ

¿Cuándo es la fiesta?

お祭りはいつですか?

cómo どんな

¿Cómo va tu trabajo?

仕事はどうですか?

cuál どれ

¿Cuál te gusta más?

どれが一番好きですか?

cuánto / cuánta

cuántos / cuántas

いくつの / どれだけの

¿Cuánto cuesta?

これはいくらですか?(金額)

dónde どこ

¿Dónde está Taro?

タロウはどこですか?

qué

¿Qué es esto?

これは何ですか?

por qué なぜ

¿Por qué eres siempre amable?

なぜ君はいつも親切なの?

quién / quiénes

¿Quénes son?

あなたたちはどなたですか?

 

 

「いくつの / どれだけの」を表す【cuánto】は性数変化,「誰」を表す【quién】は数によって変化します。

【quién】は疑問詞の表す対象の性が分からないと考えると腑に落ちますね。

まとめ

本記事ではスペイン語の「否定文と疑問文」についてまとめました。

それぞれの文の作り方,また疑問文についてはクローズドクエスチョンとオープンクエスチョンに分けて考えました。

否定文は,「no + 動詞」の形,疑問文は「¿肯定文?」,「 ¿疑問詞 + 動詞 + 主語? 」という形でした。

さらに,オープンクエスチョンで使われる疑問詞についてもまとめました。

肯定,否定,疑問と3つの文意を表現する方法が分かったので,あとは時制が分かればどんどん雰囲気をつかめそうですね。

ここまでお読みいただきありがとうございました。他の記事もご覧いただけると幸いです。
¡Adiós!

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