スペイン語~過去未来~

スペイン語

本記事では,スペイン語の【過去未来】という時制についてまとめます。

過去の時点からみた未来のことを述べる場合や,現在・未来のことを婉曲的に述べる場合に用いられます。

過去未来形の規則活用

過去未来形の語尾はすべての動詞で共通で,語尾に関する不規則性はありません。

また,動詞の原形の後ろに主語に応じた語尾が付きます。

  comprar
買う
beber
飲む
vivir
住む
yo compraría bebería viviría
comprarías beberías vivirías
él / ella / usted compraría bebería viviría
nosotros compraríamos beberíamos viviríamos
vosotros compraríais beberíais viviríais
ellos / ellas / ustedes comprarían beberían vivirían

未来形の不規則活用

動詞の未来形の不規則活用は未来形で不規則活用する12語になります。

原形の語尾の母音 e を除くパターン

動詞の未来形の語尾はすべての動詞で共通で,語尾に関する不規則性はありません。

また,動詞の原形の後ろに主語に応じた語尾が付きます。

  poder
できる
querer
望む
saber
知る
caber
入る,あり得る
haber
ある,いる
yo podría querría sabría cabría habría
podrías querrías sabrías cabrías habrías
él / ella / usted podría querría sabría cabría habría
nosotros podríamos querríamos sabríamos cabríamos habríamos
vosotros podríais querríais sabríais cabríais habríais
ellos / ellas / ustedes podrían querrían sabrían cabrían habrían

原形の語尾の母音 e または i を d に変えるパターン

 

  poner
置く
tener
持つ
venir
来る
salir
出る
valer
価値がある
yo pondría tendría vendría saldría valdría
pondrías tendrías vendrías saldrías valdrías
él / ella / usted pondría tendría vendría saldría valdrá
nosotros pondríamos tendríamos vendríamos saldríamos valdríamos
vosotros pondríais tendríais vendríais saldríais valdríais
ellos / ellas / ustedes pondrían tendrían vendrían saldrían valdrían

その他

  hacer
する,作る
decir
言う
yo haría diría
harías dirías
él / ella / usted haría diría
nosotros haríamos diríamos
vosotros haríais diríais
ellos / ellas / ustedes harían dirían

過去未来形の用法

過去未来形は,【過去のある時点からみた未来の行為や状態】,【過去のある時点における行為や状態の推量】,【現在・未来の行為や状態の婉曲的表現】などの用法があります。

過去のある時点からみた未来の行為や状態

例:
  Yo creía que Taro iría a la oficina.
  私はタロウが事務所に行くだろうと思っていました。
  Él me dijo que llegaría a la hora.
  彼は私に時間通りに着くだろうと言っていました。

過去のある時点における行為や状態の推量

例:
  Haría mucho frío en Sapporo.
  札幌はとても寒かっただろう。
  Serían las diez de la noche cuando Taro regresó a casa.
  タロウが家に戻った時は夜10時だっただろう。

現在・未来の行為や状態の婉曲的表現

例:
  Desearía esto.
  私はこれが欲しいのですが。
  Deberías estudiar un poco más.
  君はもう少し勉強をするべきだろう。
  ¿Podría usted pasarme la sal?
  塩を取っていただけますか?

まとめ

本記事では,スペイン語の動詞の過去未来形についてまとめました。

未来形は, 【過去のある時点からみた未来の行為や状態】だけでなく,【過去のある時点における行為や状態の推量】,【現在・未来の行為や状態の婉曲的表現】などの用法があります。

また,動詞の活用は語尾の不規則性はなく,未来形でも不規則活用である12語を除いて規則活用します。

日常会話では過去に起こった出来事の推量の話をすることが頻繁にあると思いますので,しっかりとおさえたいですね。

ここまでお読みいただきありがとうございました。他の記事もご覧いただけると幸いです。
¡Adiós!

コメント