スペイン語~人称代名詞~

スペイン語

ようきちです。

文には動作や状態の主体となる「人やモノ」が想定されます。

例えば”先生”や”本”などです。これらの「名詞」を表す「単語」がもちろんスペイン語にも存在します。

そして,スペイン語の文章では同じ人・モノを表す「名詞」が繰り返し出てくる場合,2回目以降は「代名詞」を使って表現するのが一般的です。

先の例では,「先生 → 彼/彼女」,「本 → それ」などの置き換えですね。

このように,「名詞」の代わりに用いられるのが「代名詞」です。
この記事では,そのなかでも「人」を表す「人称代名詞」について整理します。

スペイン語の人称代名詞

スペイン語の人称代名詞は,置き換えられる元の名詞の性別,また単数か複数かにより使い分けられます。

人称代名詞の一覧を下の表にまとめました。

単数複数
1人称私(男/女)yo私たちnosotros(男だけ,男女混合)
nosotras(女だけ)
2人称君(男/女)君たちvosotros(男だけ,男女混合)
vosotras(女だけ,男女混合)
3人称あなた(男/女)ustedあなたたちustedes(男/女)
3人称彼/彼女él/ella彼ら/彼女らellos/elals
スペイン語の人称代名詞

性数一致

スペイン語と,日本語や英語との1つの大きな違いは「性別と数」の意識だと思います。英語でも名詞の複数形や動詞の3人称単数現在形などがありますが,スペイン語はよりバラエティ豊かに変化します。

これは広く「性数一致」と言われています。

名詞には「男性名詞」・「女性名詞」があり,修飾する形容詞が被修飾語の「性数」によって変化するなどややこしい点の1つです。本記事で扱っている人称代名詞では,単純に性別と人数によってそれらが変化します。

もう1つ特徴的なのが,「tú」と「usted」です。どちらも聞き手(話相手)を表しますが,話し手との親しさによって使い分けられます。

「tú」は”君”と訳されて親しい相手,一方「usted」は”あなた”と訳されて初対面や敬う相手に用いるようです。

まとめ

本記事では,スペイン語の人称代名詞についてまとめました。

人称代名詞は性別・数と密接に関係しますので,スペイン語の特徴の1つである「性数一致」に大きく関係する内容でした。形容詞や動詞の活用も名詞に依存しますので押さえておきたいポイントです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。他の記事もご覧いただけると幸いです。
¡Adiós!

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